さて、先に計画案の模型をご覧頂きましたが,
その前に現地調査をまとめ,計画案を作成する作業があります。
こちらは諸我さんが現地で調査したメモです。
この時は合わせて役所関係にも行っているので,さらに詳しい内容も書き込まれています。
計画案を作成する際には,敷地測量図があると大変助かります。
敷地境界、敷地のレベル(高低)を正確に把握することは、より正確な計画案づくりに欠かせません。
加えて、敷地内の障害物や擁壁の有無,位置,安全性,
工事を進める上で妨げになりそうなもの、例えば電柱や電線の状況,
マンホール,排水桝や量水器の位置なども現地を調べ測量図にプロットしていきます。
敷地周辺の把握として,道路幅員や道路の種別(基準法上は7〜8種類の種別があります。)、
お隣との境界にある塀などを調べます。
道路幅員によって建物の高さが決まってくることがあります。
また、道路種別によっては、敷地内に建物が建てられない部分が生じたり,手続きが増えたりします。
私道の場合は配管の掘削に所有者の同意が必要になったりもします。
塀が境界線のどちらにあるかで、撤去・補修・保護の必要性が変わります。
こちらの場合は、3面全てが異なった性格の道路でした。
すなわち、北側は法42条第2項道路で狭あい協議が必要な道路、
東側は位置指定道路道路と第一号道路とが混在しており、加えて都市計画道路に指定されている道路,
東側は法42条第2項道路で、セットバックが必要な道路で私道でした。
※プライバシーに配慮し,一部画像を修正しています。